喧嘩を売る 或いは 自ら生きる義務
2006年11月10日 エッセイ コメント (6) 文部科学大臣宛に、自殺＆殺人予告が届いたらしい。自殺予告は2通目だそうですね。
莫迦莫迦しい。役所もマスコミも、何でまともに取り合うのか理解できない。
1通目の自殺予告の封書を真に受けた時点で、その対応がおかしいのだ。
そもそも、この間の一連の所謂いじめ自殺のなかで、確かに最初のひとつふたつは、彼等なりのぎりぎりの選択の中での自殺だったのだろう。でも、その後の雨後の筍よろしくぞろぞろと死んでいった奴等なんて、只単に世間様の流行に乗ってみただけとしか、私は評価しない。いわば劇場型自殺だ。
そういった意味で、今回の予告状の送付なんて、劇場型ここに極まれり、だ。
そもそもいじめ自殺に関して、私はマスコミ等の論調が気に入らない。
自殺なんて、惰弱な人間が選択する最も卑怯な逃避行動に過ぎない。遺書を遺しての、死を賭した告発と云うけれど、それだって片方の言い分の一方的なものに過ぎない。マスコミ連中はおもしろおかしくそれだけを一方的に採用して、いじめたと告発された側には、世間的には、一切反論の機会が与えられないのよ？
問題の根本は、単純なコミュニケーションエラーだと、私は思っています。
それなのに、最も重要な本人や家族が、そのことに気付いていないだけだとも。
私がこの件に関して最も嫌悪するのが、遺族と呼ばれる家族の態度です。
自己の責任を棚に上げて一方的に学校を責めるばかりで、親が我が子の変化に気付かないのに、学校の先生がたかが一生徒のいじめに気付ける訳がないでしょうに。自分にできなかったことを、専門家でもない他者が気付かなかったからといって、責める心理はいったいなんなの？
そもそもいじめに遭って自力で抜け出せないようなコミュニケーション能力の低い子どもに育てたのは、学校ではなくて親の責任ではないのかしら。
弱い奴は死ぬ。いじめられて死ぬぐらいなら、なんで自分をいじめているヤツを殴り飛ばすなり刺すなりしないのだろう。報復が怖いの？ どうせ自分で死を選ぶのに？ 殺されても、少しでもやり返せただけすっきりしない？
まぁ、やり返せるような人間なら、普通に、いじめられないよね。
この2件の自殺予告について、私は只の悪戯だとしか思えないし、仮に本当だったとしても、「なるほど、こういうことをやる奴ならいじめられて当然だな」としか思えない。
生きることは権利であるが、自らを生かす義務でもある。それらを簡単に放棄する人間に、同情する心を、私は持ち合わせては居ない。
莫迦莫迦しい。役所もマスコミも、何でまともに取り合うのか理解できない。
1通目の自殺予告の封書を真に受けた時点で、その対応がおかしいのだ。
そもそも、この間の一連の所謂いじめ自殺のなかで、確かに最初のひとつふたつは、彼等なりのぎりぎりの選択の中での自殺だったのだろう。でも、その後の雨後の筍よろしくぞろぞろと死んでいった奴等なんて、只単に世間様の流行に乗ってみただけとしか、私は評価しない。いわば劇場型自殺だ。
そういった意味で、今回の予告状の送付なんて、劇場型ここに極まれり、だ。
そもそもいじめ自殺に関して、私はマスコミ等の論調が気に入らない。
自殺なんて、惰弱な人間が選択する最も卑怯な逃避行動に過ぎない。遺書を遺しての、死を賭した告発と云うけれど、それだって片方の言い分の一方的なものに過ぎない。マスコミ連中はおもしろおかしくそれだけを一方的に採用して、いじめたと告発された側には、世間的には、一切反論の機会が与えられないのよ？
問題の根本は、単純なコミュニケーションエラーだと、私は思っています。
それなのに、最も重要な本人や家族が、そのことに気付いていないだけだとも。
私がこの件に関して最も嫌悪するのが、遺族と呼ばれる家族の態度です。
自己の責任を棚に上げて一方的に学校を責めるばかりで、親が我が子の変化に気付かないのに、学校の先生がたかが一生徒のいじめに気付ける訳がないでしょうに。自分にできなかったことを、専門家でもない他者が気付かなかったからといって、責める心理はいったいなんなの？
そもそもいじめに遭って自力で抜け出せないようなコミュニケーション能力の低い子どもに育てたのは、学校ではなくて親の責任ではないのかしら。
弱い奴は死ぬ。いじめられて死ぬぐらいなら、なんで自分をいじめているヤツを殴り飛ばすなり刺すなりしないのだろう。報復が怖いの？ どうせ自分で死を選ぶのに？ 殺されても、少しでもやり返せただけすっきりしない？
まぁ、やり返せるような人間なら、普通に、いじめられないよね。
この2件の自殺予告について、私は只の悪戯だとしか思えないし、仮に本当だったとしても、「なるほど、こういうことをやる奴ならいじめられて当然だな」としか思えない。
生きることは権利であるが、自らを生かす義務でもある。それらを簡単に放棄する人間に、同情する心を、私は持ち合わせては居ない。
コメント
いじめる事が悪い事だなんて言うのは誰でも知ってますが、それが大手を振ってまかり通るのが人間社会です。
故に、社会で生きるためには自己を律し、自らの権利と生命を他者から守り抜くだけの「力」が必要とされるのだと思います。
この手の事件があると、必ず「弱者は守ってもらえて当たり前。なぜ社会は（学校は、教師は）私達を守らない？」と言った風な論が出てきますが、非常に滑稽な話です。自分で自分を守らずして一体誰が守ってくれると言うのでしょうか。
…話は逸れますが、WaterForest氏の文章は小気味よくまとめられていて非常に読みやすく分かりやすいですね。このような文章が書けるように私も勉強したいと思います。
お二人はその辺りを考慮していないと思います。
普通の人なら勉強や部活、恋愛、趣味など青春を謳歌するその時期に、複数の他人から罵られ、暴力を受け、
そんなに冷静な判断ができるでしょうか。
親にも責任があるというのは同意です。
こんな過激な意見に賛同いただけるのは、とても嬉しいです。
自分自身、子どものころにはいじめ半分からかい半分のような状態にも陥りましたし、自力で抜け出しましたからね。
自分を守るだけの、心の強さは必要だと思うのです。
あと、文章を褒めていただけたこと、とても嬉しいです。舞い上がっちゃいそう。これからも、読みやすく解りやすい文章を書けるように、精進しますね。
が、その親の気持ちは自分が子供を持ってその子が苛めで自
殺したときに思い知ると思います。
ちなみに社会が弱者を切り捨てるようなことをやっても良いとネタ蒔き氏は言ってるのかな？
私は社会とは「弱者をある程度守るためにわざわざ作られたモノ」と思っています。
文部省大臣に手紙を送った馬鹿と死んだ子を一緒にしては報われますまい。
ただ、いじめの当事者や経験者であれば氏のおっしゃることの多くに共感できる部分があると思うのですがね。
（と言っても、当事者・経験者でもその状況や解決への経緯によって見方が大きく変わるので一般論化できるかと言うとこれまた難しいですけど。）
ネアンデルタール人（だったかな？）も弱者を守る習慣があったそうで、明確な文字や意思の疎通手段が定かでない社会ですら助け合うことは常識だったわけです。
そんな遥か昔から出来ていたことが出来ないというのはおかしな話ですよね？よもやこんな情報社会にあって人間のコミュニケーション能力が退化しているなんて思えませんし、思いたくもありません。
結局は当事者のコミュニケーション能力に問題があるからこそ「いじめ」が起きていることなのは疑いようもありません。
しかし、このことを人前で言うと『冷徹な人間』『いじめを理解していない』『第三者だから』と言って否定する人たちが少なからずいます。
『だったらあなた達はいじめにあった事があるのか？』と聞くと、曖昧な答えが返ってくるか何故か切れられます。
これもまた軽いコミュニケーションエラーなのかな…。
ご意見ありがとうございます。
「喧嘩を売る」と云うタイトルを付けたとおり、多数の批判や非難があろうことは承知の上です。間違っても遺族などは、これを読んで激しい怒りを覚えるでしょうしね。
現にいじめに遭っている当事者に対して、苛烈なことを書いていることは承知の上です。
いじめられる人間を助けることも当然だと思いますし、いじめが醜悪な行為であることもまた事実です。
私はそれでも、自分を生かすのは自分の義務だと思うのです。自ら死を望む人間を他者が救うことはできませんし、「私は今から死ぬよ、誰か助けて、止めてよ」と求めるのは醜悪な甘えだと考えるのです。
自分の命を大切にできない人間は、結局、この世では生きていけないと思いますよ。
そして最後に、「いじめた人間」と死者に名指しされた人間は、もっと酷く世間からいじめられる罠。