既にお気づきの方もいらっしゃるでしょうが、全く気にすらかけていない方も多い。
昨年夏の東海道ヴィンテージを最後に、ずいぶん長いこと公認ビンテージを開催しておりません。
正直、今現在、わたし自身には次回を開催する気も無いです。
こうやってキッパリ表現すると、ヴィンテージファンの方には大変申し訳ないのですが。
ただ、わたし自身、ヴィンテージの公認を主催することが、認定ジャッジとしての自分自身の存在意義の片輪だと自負して居ますので、現状には非常に不満なのです。
昨年夏の東海道ヴィンテージ、あの余りにも一方的な決勝戦の強烈な印象から総ては始まりました。
その時は、「強くて面白い、新しいアーキタイプが登場したな」程度に考えていたのですが、その後、デックに対しての理解度が深まるにつれ頭の中を「?」が駆け巡るようになり、昨年のインヴィテーショナルのヴィンテージを見て、その思いは確信に変わりました。
ヴィンテージ環境に、今の形の「フラッシュ」と云うデックが存在する限り、この環境はMTGぢゃ無くって、只の先攻争いゲームだと思います。
なので、青契約か、少なくとも閃光が禁止カードに指定されない限り、水森杯ブランドの公認ヴィンテージは開催するつもりはありません。
そう、禁止して欲しいカードの優先順位は、第一に《否定の契約/Pact of Negation(FUT)》で、次点で《閃光/Flash(MIR)》です。
《閃光/Flash(MIR)》自体は、わたしは嫌いなカードではありません。寧ろ、おもしろいカードだと思っています。《変幻の大男/Protean Hulk(DIS)》と組み合わせたらたまたまおかしなことになってしまっただけで。
わたしが、ヴィンテージ環境から消え去って欲しいと心底望むのは、《否定の契約/Pact of Negation(FUT)》なのです。
理由は、《否定の契約/Pact of Negation(FUT)》と云うカードの、ヴィンテージ環境における不公平さにあります。
実際にプレイをされた方なら解っていらっしゃると思います。
例を挙げてみましょう。
先攻のプレイヤーが、その第1ターンに《閃光/Flash(MIR)》をプレイ、後攻の貴方は《Forece of Will(ALL)》で対抗します。すると対戦相手は、《否定の契約/Pact of Negation(FUT)》をプレイしました。勿論、貴方の手札にも、《否定の契約/Pact of Negation(FUT)》はあります。でも、貴方にはそれをプレイすることはできません。いや、ルール上、プレイすることは可能ですが、その場合、どのみち次の自分のアップキープには負けてしまうのす。
瞬殺コンボを使用する場合、コンボを決める方は何の躊躇も無く《否定の契約/Pact of Negation(FUT)》を撃つことができるのですが、守る方は撃てません。
今、環境には《Forece of Will(ALL)》と《否定の契約/Pact of Negation(FUT)》、カウンター合戦になった場合には《誤った指図/Misdirection(MMQ)》と、3種類12枚のピッチカウンターが存在します。お互いに等しく撃てるチャンスがあって、初めてゲームとしては公平に、環境は健全になります。攻め立てる方が、防御側より1.5倍から2倍近く、ピッチカウンターを撃てる環境と云うのは、著しく健全さを損なっていると云わざるを得ないと思います。寧ろ、防御側が1.5倍から2倍、防御手段を握っている方が、こんな物騒なコンボが存在する環境ならば健全と言うべきでしょう。
そして、考えてみて欲しい。
《否定の契約/Pact of Negation(FUT)》が環境に残って、《閃光/Flash(MIR)》が禁止された場合。その場合はただ、新たな一撃必殺コンボデックが考えられ、《否定の契約/Pact of Negation(FUT)》のバックアップを受けて猛威を振るいます。
《閃光/Flash(MIR)》が環境に残って《否定の契約/Pact of Negation(FUT)》が禁止された場合、ピッチでのカウンターのチャンスは平等になります。この場合、油断はできないけれど、対策は充分にできる有力かつおもしろいアーキタイプとして、フラッシュと云うデックは存在できるでしょう。かつて、環境に最速と言われた「ドラゴン」が存在しても、ヴィンテージはいろんなアーキタイプが共存できたように。
《否定の契約/Pact of Negation(FUT)》は、スタンダードではとてもバランスの取れた、良いカードなんですよね。わたしも大好きなんです。
しかし、ヴィンテージで、ひとりにだけ、デメリットの無いピッチカウンターが存在するのは駄目過ぎます。
昨年夏の東海道ヴィンテージを最後に、ずいぶん長いこと公認ビンテージを開催しておりません。
正直、今現在、わたし自身には次回を開催する気も無いです。
こうやってキッパリ表現すると、ヴィンテージファンの方には大変申し訳ないのですが。
ただ、わたし自身、ヴィンテージの公認を主催することが、認定ジャッジとしての自分自身の存在意義の片輪だと自負して居ますので、現状には非常に不満なのです。
昨年夏の東海道ヴィンテージ、あの余りにも一方的な決勝戦の強烈な印象から総ては始まりました。
その時は、「強くて面白い、新しいアーキタイプが登場したな」程度に考えていたのですが、その後、デックに対しての理解度が深まるにつれ頭の中を「?」が駆け巡るようになり、昨年のインヴィテーショナルのヴィンテージを見て、その思いは確信に変わりました。
ヴィンテージ環境に、今の形の「フラッシュ」と云うデックが存在する限り、この環境はMTGぢゃ無くって、只の先攻争いゲームだと思います。
なので、青契約か、少なくとも閃光が禁止カードに指定されない限り、水森杯ブランドの公認ヴィンテージは開催するつもりはありません。
そう、禁止して欲しいカードの優先順位は、第一に《否定の契約/Pact of Negation(FUT)》で、次点で《閃光/Flash(MIR)》です。
《閃光/Flash(MIR)》自体は、わたしは嫌いなカードではありません。寧ろ、おもしろいカードだと思っています。《変幻の大男/Protean Hulk(DIS)》と組み合わせたらたまたまおかしなことになってしまっただけで。
わたしが、ヴィンテージ環境から消え去って欲しいと心底望むのは、《否定の契約/Pact of Negation(FUT)》なのです。
理由は、《否定の契約/Pact of Negation(FUT)》と云うカードの、ヴィンテージ環境における不公平さにあります。
実際にプレイをされた方なら解っていらっしゃると思います。
例を挙げてみましょう。
先攻のプレイヤーが、その第1ターンに《閃光/Flash(MIR)》をプレイ、後攻の貴方は《Forece of Will(ALL)》で対抗します。すると対戦相手は、《否定の契約/Pact of Negation(FUT)》をプレイしました。勿論、貴方の手札にも、《否定の契約/Pact of Negation(FUT)》はあります。でも、貴方にはそれをプレイすることはできません。いや、ルール上、プレイすることは可能ですが、その場合、どのみち次の自分のアップキープには負けてしまうのす。
瞬殺コンボを使用する場合、コンボを決める方は何の躊躇も無く《否定の契約/Pact of Negation(FUT)》を撃つことができるのですが、守る方は撃てません。
今、環境には《Forece of Will(ALL)》と《否定の契約/Pact of Negation(FUT)》、カウンター合戦になった場合には《誤った指図/Misdirection(MMQ)》と、3種類12枚のピッチカウンターが存在します。お互いに等しく撃てるチャンスがあって、初めてゲームとしては公平に、環境は健全になります。攻め立てる方が、防御側より1.5倍から2倍近く、ピッチカウンターを撃てる環境と云うのは、著しく健全さを損なっていると云わざるを得ないと思います。寧ろ、防御側が1.5倍から2倍、防御手段を握っている方が、こんな物騒なコンボが存在する環境ならば健全と言うべきでしょう。
そして、考えてみて欲しい。
《否定の契約/Pact of Negation(FUT)》が環境に残って、《閃光/Flash(MIR)》が禁止された場合。その場合はただ、新たな一撃必殺コンボデックが考えられ、《否定の契約/Pact of Negation(FUT)》のバックアップを受けて猛威を振るいます。
《閃光/Flash(MIR)》が環境に残って《否定の契約/Pact of Negation(FUT)》が禁止された場合、ピッチでのカウンターのチャンスは平等になります。この場合、油断はできないけれど、対策は充分にできる有力かつおもしろいアーキタイプとして、フラッシュと云うデックは存在できるでしょう。かつて、環境に最速と言われた「ドラゴン」が存在しても、ヴィンテージはいろんなアーキタイプが共存できたように。
《否定の契約/Pact of Negation(FUT)》は、スタンダードではとてもバランスの取れた、良いカードなんですよね。わたしも大好きなんです。
しかし、ヴィンテージで、ひとりにだけ、デメリットの無いピッチカウンターが存在するのは駄目過ぎます。
コメント
Hulkは使う側でも使われる側でもつまらないです。
ヴィンテージで禁止というのは無さそうなので、青緑契約と商人の巻物が制限になればましになると思います。
(商人の巻物はGiftが4枚使えたときから制限になるべきだとずっと思ってましたが・・・)
WFCは楽しみにしているんですが、現在の環境には辟易してます