第43回スーパーボウル。

 楽しみにしていたゲーム。
鉄壁のディフェンス、鉄のカーテンとまで呼ばれるスティーラーズと、スーパーWR、往年のヒーローであるジェリー・ライスの記録を塗り替える勢いのフィッツジェラルドを擁する攻撃のチーム、カージナルズ。

 ゲームは、第3Qまで圧倒的にスティーラーズのペースで進んでいました。いちど、カージナルズがペースを握りかけた時にも、タッチダウン・パスをインターセプト、更にそのまま100ヤードのリターンタッチダウンを決めてしまう程。

…100ヤードだぜ?
……フィールドの端から端まで走りきったんだぜ?

 新記録だそうですが、当たり前よねw
100ヤード以上って、無いんだものw

 カージナルズは、本来の持ち味であるフィッツジェラルドをフィーチャーした攻撃を殆ど見せられず、更には不要な反則を重ねてしまい、反則だけで通算100ヤード後退してしまうぐらい、第3Qまでは調子が悪かったです。

 そんなゲームが、第4Qに入ってから急展開、激しい動きをはじめます。
突然、カージナルズのQB、ワーナーが調子を取り戻し、どんどんパスを通す。所謂「ワーナー・ブラザーズ」と呼ばれる攻撃が通り始め、それまでの不調が嘘のように攻撃を決めていく。ついには、期待のフィッツジェラルドのパスレシーブからの60ヤード以上の独走タッチダウンで逆転。この時点で残り2分半!
フィッツジェラルドは、この攻撃でついに、プレイオフ1シーズンでの獲得ヤード数、タッチダウン数でスーパーヒーロー、ジェリー・ライスの記録を塗り替えます。

 しかし、ドラマはまだ終わらない。3点差、なんとかフィールドゴールを決めれば同点に追いつけるスティーラーズも、残り時間が僅かな中、必死の攻撃を敢行。思う様に時計が止められない中、奇跡的なロングパスが1発通り、フィールドゴールどころか逆転タッチダウンまで狙える距離まで攻撃を進めることに成功。
そして、最後のタイムアウトを使い切ってまでタッチダウンを狙いにいく意思を明確に示し、残り20秒程度のところで、ゴールゾーンの隅ぎりぎりの場所へのタッチダウン・パスを通すことに成功!
あまりにもぎりぎりすぎて、オフィシャルのビデオ確認がされるほどのタイトなパスを劇的に通す。

 残り僅かな時間でのカージナルズの攻撃も、ファンブルを起こしてしまいゲームエンド。

 第4Qに、2タッチダウンを決めて逆転、更に再逆転と云う、本当にドラマのような興奮するゲームでした。

 そうそう、ハーフタイム・ショーも最高だった。
今年は、ジェームズ・スプリングスティーンだったのですが、ボーン・トゥ・ランとか、グローリー・デイなど、この日に相応しいというか、相応し過ぎるというか、狙い過ぎだろってぐらいの選曲で、しかもめっちゃニコニコして愉しそうに歌ってるの。最高の盛り上がり方でしたねw

 こりゃ、今夜の酒と煙草は旨いよ?
まだまだ、興奮から醒めませんw

コメント

sol
2009年2月2日19:25

生で見ましたが、今回は全くすばらしかった。
展開がめまぐるしいのもあって、時間がたつのが早かったこと。

100ヤード越えのためには、エンドゾーンに食い込んでインターセプトするしかないんでしょうか、それでもいいとこ101ヤードだもんなぁ。いいもの見ました。

WaterForest
2009年2月2日20:57

>Solさん
 たぶん、公式記録として100ヤード以上ってのはないんだと思います。
でも、ホント凄いゲームでしたね。毎年見ていますけど、こんなに展開も、幕切れも、ハーフタイムショーも、ドラマ満載の盛り上がる大会は初めてでした。

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